「リィンバウム」は、かつて楽園とも呼ばれていた世界であった。
魔力に満ちあふれた大地は、生きとし生けるものに豊かな恵みをもたらしてくれた。
だがそれゆえにまた、この地は異界の侵略者たちに狙われ続けていた。

強大な破壊の力をもつ彼らに対抗するため「リィンバウム」に暮らす人々はふたつの魔術を生み出した。
「送還術」と「召喚術」異界の者を退去させ、自在に使役するこの力で、彼らは侵略者たちを迎え撃ったのである。

果てることなきこの戦いは、一人の青年の登場によって終演を迎えることになる。

「誓約者(リンカー)」と呼ばれたこの青年は、「世界の意志(エルゴ)」の力を用いて強力な結界を張り巡らせ、異界からの侵略者を完全に追放してのけたのである。
リィンバウムは、再び平穏を取り戻したかに思えた。

だが、外敵を退けるための力は、そのまま同胞に向けられてしまうことになった。
魔物たちによってもたらされた悪徳により人々は争うことを覚え、リィンバウムは楽園とは呼べぬ世界に変わっていった。

そして今、リィンバウムから我々の暮らすこの世界に向けて、かすかに呼びかける声があった・・・。
「誰か、助けて・・・」

届くはずのないその声を、一人の若者が受け取ったその時
「召喚術」の輝きがふたつの世界の壁を貫いた・・・。
不思議な声に導かれ学生がリィンバウムに召喚された!!