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「リィンバウム」は、かつて楽園とも呼ばれていた世界であった。
魔力に満ちあふれた大地は、生きとし生けるものに豊かな恵みをもたらしてくれた。
だがそれゆえにまた、この地は異界の侵略者たちに狙われ続けていた。
強大な破壊の力をもつ彼らに対抗するため「リィンバウム」に暮らす人々はふたつの魔術を生み出した。
「送還術」と「召喚術」異界の者を退去させ、自在に使役するこの力で、彼らは侵略者たちを迎え撃ったのである。
だか、外敵を退けるための力は、そのまま同胞に向けられてしまうことになった。
魔物たちによってもたらせれた悪徳により、人々は争うことをおぼえ、リィンバウムは楽園と呼べぬ世界へと変わっていった。
それから、長い年月が過ぎた。
遥か遠く、聖王国領辺境の街サイジェントで起きた「無色の派閥の乱」から1年の後。聖王都ゼラムにある「蒼の派閥」の養成施設にて、一人の召喚師が誕生した。
若者に与えられたのは、視察の旅という任務。
それは、若者を疎む者によって仕組まれた事実上の追放だった。
追い立てられるようにして旅立つ若者。
だがその瞳はうつむくことなく、しっかりと前を見つめていた・・・。
かくして
見習い召喚師の冒険の旅が始まる・・・ |
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